微生物検査用の培地についてのメモ

培地についてのメモ

■TS寒天培地(日本BD)

 Trypticase Soy Agar II with 5% Sheep Blood (TSAII)

 ・一般分離用の非選択培地

 ・トリプチケースペプトンおよびファイトンペプトンが、幅広い細菌に対して発育を促進する

 ・脱センイヒツジ血液(5%)が、培地の栄養価を高めている

 ・S.pyogenes等のレンサ球菌や他の溶血反応を的確に見ることができる

 ・S.agalactiaeを確認するCAMPテストにおいて明確な結果を得ることができる

■コロンビアCNA5%ヒツジ血液寒天培地(日本BD)

 Columbia CNA Agar with 5% Sheep Blood

 ・グラム陽性球菌の選択的分離に用いるのに適している

 ・コロンビア寒天培地に「コリスチン」、「ナリジクス酸」を添加し、5%の脱センイヒツジ血液を加えたもの  ・グラム陽性球菌の旺盛な発育が期待できる

 ・溶血反応の判定は可能。ただし、ある種のレンサ球菌によるβ溶血反応は、緑がかった色で現われα溶血に見えることがある。

■チョコレートII 寒天培地(日本BD)

 ・Haemophilus、Neisseriaなどの栄養欲求のきびしい菌の分離培養に最適な非選択培地

 ・GC寒天培地に、ヘモグロビンとエンリッチメント(アイソバイタルX)が添加されている

 ・炭酸ガス環境を必要とする菌、あるいはその方が良い増殖を示す菌は、炭酸ガス環境(約3%から10%)で培養すると良い結果が得られる