「非正規間格差」の到来か。同一労働・同一賃金の導入で予想される不安。

最近話題になっている同一労働・同一賃金ですが、なかなか難しい問題を孕んでいそうです。

同一労働・同一賃金の盲点

これは、非正規と正規の待遇が違いすぎる現状を解決しようとするものですが、実は盲点があるのではないでしょうか。

それは、同じ会社に所属していることが前提となっていることです。

たとえば、隣に座っている人が、別の会社に所属している人であれば、この制度は当てはめられません。

子会社などの別会社に所属させた社員を、表向きは派遣や出向などという形にして自社で働かせるといった抜け道を実際にやる企業が増えそうです。

派遣会社の利用が増える?

この制度のもとでは、人件費を抑えたい会社が派遣会社を利用する機会が増えたりしないでしょうか。

それに伴って、派遣の求人が増え、派遣社員の増加につながる恐れがあります。

不安なのは、将来的に非正規の中で格差が生じることです。

きちんと同一労働・同一賃金で処遇される人と、制度の隙をついて低い待遇のまま取り残される人とが発生しては良くありません。

派遣法の改正もあるため、影響を見守っていく必要があります。